フランス第二の都市、リヨン。 そこはフランスがまだ発展途上国であった頃、イタリア・ルネッサンスの影響をいち早く受け金融そして美食と絹の街として発展したリヨン。
リヨンでは地下鉄、バス、トラム、ケーブルカー等の公共交通機関乗り放題に加えて、ツアー、美術館、博物館の入場券も含まれているリヨン・カードというのを発行している。1日券、2日券、3日券と選べる。 私は2日券を€27を購入、これでTGVの駅リヨン・パール・デュー Lyon Part-Dieu 駅前の宿泊先ホテルと街の中心間の地下鉄、旧市街を歩くガイドツアー、水上バスツアー、そして美術館、博物館3箇所に使った。 大いに価値あり。
早速旧市街を2時間かけて歩くツアーに参加。参加者20数名の大多数は何故かオーストラリア人。 この時期南半球は冬なので太陽を求めてフランスでの休暇にやってきたのだろうか。 フランス人による英語でのガイドだったがとてもきれいな英語で分かりやすく説明も上手だった。
この日は日曜だったせいか広場でお祭りのようなものが模様されていた。
旧市街地の歴史的な建物や通りをあちこち案内してもらったが一番面白かったのは建物の間を縫うように張り巡らされた迷路、「トラブール」 Traboule 巡り。絹の街リヨンならではの話だが、出来上がった絹織物が雨に濡れないように運ぶためだとか、運ぶ途中でデザインを盗用されないよう、人目を避けるために作られたとか言われている。 リヨンはまたナチス占領下の時代パリに次いで最もレジスタンス運動が強かった都市だ。ナチに追われるユダヤ人や支援者がこれらの通りに逃げ込み追手を捲いたと言われている。
しかし、毎日観光客がこんなに押し寄せて来るのに住人は文句を言わないのだろうか?
トラブールから出てきたところ。
イタリア・ルネサンスを思わせる建物。
晴天で暑い一日だったが夕方水上バスのクルーズーを待っている間に日射病になったのか猛烈な頭痛&吐き気に見舞われる。 乗船チケットを発行してもらった後だったので切符売り場の人にその旨伝えると、「それは気の毒に。この切符明日まで有効にしておいてあげるわ。明日も私がここの担当だから大丈夫。明日元気に出直して。」と、とても親切。ありがたい。 ホテルに帰ってしばらく休むと回復。 明日も頑張るぞーッ!