Monday, 23 April 2012

ロンドン4日目 テート・モダンとミュージカル

ロンドン在住のもう一人の友人とイギリス人の御主人とウエストミンスター・セントラル・ホール Westminster Central Hall で待ち合わせ、ボタニカル・アート Botanical Art を観賞。 草花や野菜などを繊細な水彩画で表現したものでどれも美しかったが、なかでも惹きつけられたのは絵と刺繍をうまく組み合わせた作品群。 

お昼はご夫妻のお宅で日本食の手料理を頂く。(嬉しい!) 彼らは香港に長く住んだことがあり、それ以来あちこちで蒐集した東アジアのアンティークを英国の住まいに上手に取り入れ、まるでギャラリーのよう。 しかもギャラリーなどはよっぽど種類も品数も多く、どれも毎日の生活で使われているからこそ価値があるというもの。 夫人のボタニカル・アートの作品も拝見。 イチジクの感触が伝わってくるような絵でとても素敵。 よいご趣味をお持ちでうらやましい。 


しばしおしゃべりの後、午後はテート・モダン Tate Modern で現代アート観賞。 一部工事のため閉鎖されていたが、限られた時間ゆえ却って諦めがついてよかった。 この赤い階段の作品は作者のニューヨークのアパートをアートにしたものだそうだが、階段の天井近くに水道管があったりして芸が細かい。 テムズ川とミレニアム・ブリッジを望むおしゃれなカフェでお茶もしっかり。

夜は丁度ロンドン滞在中の香港時代の友達とコベント・ガーデン Covent Garden で待ち合わせて夕食。 この人とはそもそも32年前にロンドンで知り合い、その後彼女はご主人の出身地である香港に移住。 偶然にも私も3年ほど遅れて香港で生活することになり、彼女にはロンドンでも香港でも日本人生活者の先輩として、また子育てや仕事面でもとてもお世話になって来た。 こうしてお互い32年ぶりに思い出のロンドンで再会がかなうとは夢のよう。 よき友に恵まれて幸せ。
 
夕食後はミュージカル、トップ・ハット Top Hat へ。 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャース主演で大ヒットした1935年の映画の劇場版。
 
 
 
チケットは一枚£53(約7000円)。舞台数列目の真ん中でとてもよい席。 やっぱり本場で観るべき。 演じる人たちのレベルは申し分なく、次々に変わる華やかな衣装、ノリノリの音楽とスピード感溢れるダンス。 ミュージカルも思い切り楽しみ、イギリス最後の日もとっても濃い一日に。 お付き合いして下さった友人たちに感謝。