Thursday, 19 April 2012

ヨーク3日目 カースル・ハワード Castle Howard

ヨーク3日目も雨。4月半ばというのに冬並みに寒い。 友人の運転でこの日はカースル・ハワード Castle Howard へ。 

貴族の館として300年の歴史とイギリスでも屈指の規模を誇る。 建物の荘厳さ、家具、調度品、壁画、彫刻や絵画などどれも大英帝国の偉大さを感じさせる。 門を入ってから建物が見えるまでの距離は車でも長く感じる。

この日は何故か家族連れの訪問者が多かった。 ガイドさんが子供達を話にうまく引き込んで退屈させないよう上手に案内していた。
 

広大な庭園は隅々まで手入れが行き届き気持がよい。

水仙の花が真っ盛り。 イギリスの春は鮮やかな黄色の水仙とともに訪れる。


帰りにギフトショップでDVDを購入。 イヴリン・ウォー Evelyn Waugh 原作の 「ブライドシェド再訪」 Brideshead Revisited 映画化のDVD。 かつてTVドラマのシリーズでもヒットしたらしい。 第2次世界大戦前大英帝国が最後に輝いていた時代の貴族が時代とともに崩壊していく話。と言えば簡単すぎるが、ロケにカースル・ハワードを使っていることもあり、私としてはなかなか見ごたえがあった。 エマ・トムプソンが光っている。

カースル・ハワードには現在も当主一家が住み続けていて、一角に家族写真が飾られていたりしてどことなく温かみを感じる。 とにかく広大な敷地と館なので彼らががどのあたりに住んでいるのかは想像もつかないが、敷地の一部には宿泊設備もあり、家族連れがホリデーを楽しむこともできる。