つまりボルドーは300年間イギリスだったのだ。以来ボルドーワインの最大の市場はイギリスとなり、上質なワインを産出し続けてボルドーは繁栄する。
ボルドーというとワインとなるわけで、到着翌日にホテルからすぐの観光案内所でワイン・ツアーに申し込みその日の午後メドックへ。 ミニバスの運転手兼ガイド嬢と乗客6名で2か所のワイナリーへ。
一軒目のワイナリー。ここでワイン造りの行程などを見せてもらいながら聞いた話。ある時期からワインの澱を取り除くため卵白が使われるようになったのだが、残った卵黄の利用方を女性たちに考えてもらい誕生したのがワインと並びボルドー名産となった御菓子カヌレ canelé。
まず3種類試飲
2件目のワイナリーでは更に5種類試飲
ツアーから帰ってホテルで少し休んで街歩き。 2007年に世界遺産に登録されたボルドーの名所、旧市街地とガロンヌ川岸辺の再開発された一帯。 証券取引所前の広場 Place du Bourse。 初夏の陽気の元、水鏡 Mirroir d'eauで楽しそうに戯れる若い人たち。 ボルドーには大きな大学があるので若い人たちの姿が目立つ。
時間によってはこんなミストが立ち上って幻想的。
水鏡からガロンヌ川寄りは美しい広大な公園。
ガロンヌ川に掛るピエール橋 Pont de Pièrre。岸辺の公園では仕事帰りの人達のグループや家族連れがピクニックしたりギターを引いたり、初夏の夕暮れを楽しんでいる。
川べりの遊歩道ではローラースケートしたり、自転車に乗ったり、散策したり、子供を遊ばせる家族連れがいたり、皆思い思いに暮れなずむ陽を浴びながら楽しんでいる。この照明ゆっくりと点灯し始めているが周りが暗くなると走馬灯のように色が変わり、とてもきれい。
旧市街へはこんな城門も。ケオ門 La Porte de Caihau
川や海の景色のある都市はいいものだ。ボルドーの街を流れるガロンヌ川は三日月形に湾曲していることで「月の港」という命名になったよし。 こういうの洒落ていていいなと思う。