Thursday, 17 May 2012

ミヨー橋 とブルーチーズの里ロックフォール

この日はキリスト昇天祭 Ascension で祝日。 他にも復活祭(イースター)、聖霊降臨祭、聖母被昇天祭、諸聖人の祝日、そしてもちろんクリスマス、とフランスではキリスト教にまつわる祝日が多い。 8月の聖母被昇天祭とクリスマス以外は陰暦によるものか年によって日が異なるのでややこしい。 

そういうことで祭日は語学学校もお休み。 そんな時は無料の日帰りバスツアーが催される。 この日行ったのはカルカッソンヌに続いてまたしても城壁の街、というか村。 だけど言いにくくて長いその名前が思い出せない、、、。
なんだか荒涼とした景色。乾燥していて石ばかりが目立つ城塞の街。
昔はこのような風車が沢山あったそうだが少しずつ復元しているそう。
長い年月住む人たちに大切に維持されてきた家々が愛らしい。 
どの家のドアにもこの土地のシンボルである超特大アザミの乾燥したのが飾られていた。
 
ミヨー橋 Viaduc de Millau
午後はミヨー橋へ。見晴らし台から左端にかすかにミヨー橋 が見えてきた、かな?
もう少し望遠で。
 
橋の下に観光案内所があり、そこから見上げるとさすがに雄大。 観光案内所で建設当時からのビデオをみせてもらったが、このあたり早朝によく霧が出て、それが陽に当たって雲の上に掛っているかのごとく幻想的な光景が見られるらしい。 全長2460m、起伏のある谷間なので橋げたの高さはマチマチだが最大のところで343m。 高さ324mのエッフェル塔より高い。
 
何故こんな大層なものを作ったかというと、この谷はパリとスペインを結ぶ幹線ルート上にあるのだがこの部分だけ高速道路が分断されていて、混雑の原因になっていた。 特に夏のバカンス時には太陽を求めて南へ向かう車でひどい混雑を起こしていた。 他のルートや谷に下りてから谷底にあタルン川 Le Tarn に橋をかけることも検討されたが結局今かかっている橋に決まり、2005年に完成。 今や観光名所となっている。
 
 ロックフォール Roquefort
 
ここからほど近くにあるのがブルーチーズの里、ロックフォール Roquefort。地殻変動を繰り返してできた洞穴内はチーズの熟成に理想的な環境。 そんな洞穴内のチーズ会社を見学&試食。 帰りにいくつかチーズを買ってホーム・ステイ先へのお土産に。

山の天気は変わりやすい。昼間は時々少し曇っても好天気だったのにバスに乗ってモンペリエに帰る間際に雷を伴う激しい雨。しかしラッキーなことにモンペリエに着くことには何時しか雨も止み無事帰宅。