Saturday, 5 May 2012

アヴィニオンとポン・デュ・ガール

アヴィニオン Avignon

アヴィニオンと言えば「アヴィニオンの橋で踊るよ踊るよ♪」 の歌。 この週末にはそのアヴィニオンに語学学校のツアーで参加。

ローヌ川に掛るサン・ベネゼ橋 Pont St-Benezet(アヴィニオン橋)。12世紀に架けられて以来度重なる洪水で半分流されたまま。
 
アヴィニオンの街の中心、時計台広場 Place de l'Horloge。左の建物が市庁舎 Hotel de Ville、右はオペラ劇場。 モンペリエにもあったが回転木馬ってどの街にもあるのかな。
 
ガイドのジャン・ポールが指差している先に見えてきたものは、法王庁宮殿 Palais des Papes。 
カトリックの法王庁は1309年から70年ほどローマからアヴィニオンに移されていた。 当時は豪華な内装だったと言われるが、フランス革命で破壊され、今は整備されているが広大な内部はどこもガランドウ状態。 一部壁画が残っていたが、あとはここにいた7代の法王や歴史的な背景を説明したパネルが並んでいるのみ。 
 
教皇庁の屋上からアヴィニオンの街を望む。 アヴィニオンでは毎年7月に演劇祭が開かれ、法王庁宮殿の中庭や街のあちこちで舞台が設けられ賑わうそうだ。
 
ポン・デュ・ガール Pont du Gard
 
アヴィニオンを後に向かったのがローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガール。 
2000年前に建てられて以来他の新しい橋は洪水でどんどん流されて来たのにこの橋だけは堂々と今も現役。 3000分の1という勾配がついていてガルドン川の水源から50km先のローマ時代の都市ニームNimeまで毎日2万トンの水を運んでいた。水が漏れないように防水加工された後も見られた。
 
ローマ帝国衰退後は水道橋としては使われなくなり劣化していったが、川を渡る橋として通行料が財源になることからこの部分はメンテナンスが続けられ生き延びたらしい。 それでも石を盗む人が後を絶たず18世紀から大がかりな補修工事が行われ、一番下の段は幅を広げ補強されている。 この部分は実際に歩いて渡れるが近くで見ると一つ一つの石が巨大。 盗んだ人はどうやって剥がして運んだろう??